Tanukipedia

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Tanukipedia(タヌキペディア)は、空想世界系創作の設定を整理する目的で作られたウィキサイトの一つ。創設者はTANUKI

概要[編集]

Wikipediaに書くことができない個人創作の設定を整理する「架空世界版のWikipedia」を目指し、2009年12月4日にWikiaに設立された。

設立当初は「たぬき Wiki」が正式名称で、「Tanukipedia」は別名のような扱いだったが、槐事件という大規模な荒らし事件をきっかけとして、2018年7月31日にMirahezeに移転した。その際に正式名称が「Tanukipedia」となり、旧名の「たぬき Wiki」という呼び名は使用されなくなった。

公式略称ではないが、「たぬぺ」という略称がある。

空想世界系創作の設定を整理する「百科事典」のため、何を書いても良いわけではなく、「創作が作品としてこの世に存在すること」が執筆条件の1つとなっている。また、作者間での衝突を抑止する目的から、地球上ではなく完全架空の世界観をもつ作品の設定のみが投稿できるという制限がある。

運営[編集]

管理者は創設者のTANUKIが務めているが、運営者は公式には想像地図研究所であるという扱いになっている。

なお、「想像地図研究所」はTANUKIの別名義ではなく団体名であり複数名で構成されており、その中でTANUKIがTanukipediaの管理者を務めている、という解釈となる。想像地図研究所の構成員が複数名となった2017年4月1日以降は、この解釈が適用される。

記事の傾向[編集]

かつては創設者が製作を行っている「想像地図・城栄」の世界に関する記事がほとんどを占め、実質的に「想像地図・城栄」のデータベースサイトという性質が強かった。しかし、2012年頃から創設者以外の架空世界創作者のユーザーが定住し始め、人口は緩やかに増加している。2021年9月には記事数1万本を達成した。

2022年以降は運営者よりも高い執筆能力を持つ有能な利用者の参加が目立っており、2023年10月現在では長いページの上位10位以内の記事は、10本中9本が運営者以外の利用者が執筆した記事である。しばしば、「2023年になって管理者による独裁化が進んだ」と揶揄されるが、前述の事項を踏まえると、どちらかといえば寧ろ「過去は独裁的なサイトだったが、有能な利用者が次々に参加したことで、運営者よりも有能な利用者による影響が強くなっていった」と表現した方が正確であろう。

しかしながら1日あたりの編集数が50回を上回る日は少ないため、今でも過疎ペディアに分類されるWikiとなっている。

関連項目[編集]

リンク[編集]